洗濯にセスキ(炭酸ソーダ)を使うと、驚くほど汚れが落ちてピカピカに!
でも、「どのくらいの量を使えばいいの?」「セスキって何に気をつけながら使うの?」と、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、セスキを使った洗濯について、以下の内容を詳しく解説します!
- セスキの効果と特徴
- 洗濯物の量や種類に応じたセスキの適量
- セスキを使う際の注意点とコツ
- 洗濯以外のセスキの活用法
- セスキと一緒に使えるほかの洗浄ブースター
これさえ読めば、セスキを使った洗濯のすべてがわかる!
正しい使い方を知って、セスキパワーで洗濯物をキレイにしちゃいましょう。
セスキ炭酸ソーダとは?洗濯に使うメリット
セスキ炭酸ソーダは、日本では「炭酸ソーダ」「重曹」などと呼ばれる無機化合物です。
化学式はNa2CO3で、アルカリ性が強いのが特徴。
セスキを洗濯に使うと、洗浄力が格段にアップします!
汚れを落としにくい洗濯物も、セスキの力でスッキリと仕上がるんです。
セスキ炭酸ソーダの成分と働き
セスキ炭酸ソーダは主に炭酸ナトリウムからできています。
水に溶けやすく、アルカリ性が強いため、油汚れを中和して落としやすくする働きがあるんです。
さらに、セスキには界面活性作用もあります。
これは汚れと水の間に入り込み、汚れを浮かせて洗い流す効果のこと。
セスキのこの働きにより、洗剤の洗浄力がより高まるのです。
セスキを洗濯に使うことでの洗浄力アップ
セスキを洗濯に使うと、洗剤だけでは落ちにくい汚れもしっかり落とせます。
例えば、こんな効果が期待できるんです。
・ガンコな泥汚れや黄ばみを落とせる
・洗濯物を白くリフレッシュできる
・部屋干し臭や生乾き臭を防げる
セスキを使う際の適量について
セスキを洗濯に使う時は、適量を守ることが大切です。
使いすぎると洗濯物を傷める恐れがありますし、少なすぎると十分な効果が得られません。
洗濯物の量や汚れ具合に応じて、適切な分量を使うようにしましょう。
ここでは、セスキの使用量の目安をご紹介します。
洗濯物の量と汚れ具合による適量の目安
セスキの適量は、洗濯物の量と汚れの程度で変わります。
一般的には以下のような目安になります。
- 洗濯物の量が6~7kg(洗濯機の8割程度):
セスキ大さじ2杯(約40g)が適量。 - 洗濯物の汚れがひどい場合:
セスキの量を大さじ3杯(約60g)に増やすのがおすすめ。 - 洗濯物の量が少ない場合(2~3kg):
セスキ小さじ2杯(約20g)を目安に。
ただし、これはあくまで目安なので、様子を見ながら加減してみてください。
洗濯物の素材や色にも配慮が必要ですよ。
洗濯機の大きさによる適量の違い
洗濯機のサイズによっても、セスキの使用量は変わってきます。
一般的な家庭用洗濯機(4.2kg~8kg)なら、先ほどご紹介した分量で問題ありません。
ただ、大型の洗濯機(10kg以上)を使う場合は、もう少し多めの量が必要になるかもしれません。
洗濯物の量に応じて、セスキの分量を調整してください。
小型の洗濯機(2kg未満)なら、小さじ1~2杯程度でOK。
使用量を少なめにして、洗い上がりを確認しながら調整するのがコツですよ。
ドラム式とタテ型洗濯機でのセスキの使用量の違い
ドラム式とタテ型では、洗濯機の構造が異なるため、セスキの使い方にも違いがあります。
ドラム式洗濯機の場合:
洗濯物を入れる前に、洗濯機の中でセスキを溶かしておくのがポイント。
洗濯物の量が多めなら、セスキの量も多めに。
ドラム式は水の使用量が少ないため、濃度が濃くなりやすいので注意が必要です。
タテ型洗濯機の場合:
洗濯物を入れた後、洗濯機の上部からセスキを入れます。
洗濯物にまんべんなくセスキを行き渡らせるために、一旦溶かしてから入れるのがおすすめ。
タテ型は水量が多いので、ドラム式よりもセスキの量を多めにしてもOKです。
セスキを洗濯に使う際の注意点
セスキは強いアルカリ性なので、使い方を誤ると洗濯物を痛めたり、洗濯機に悪影響を与える恐れがあります。
ここでは、セスキを洗濯に使う際の注意点をご紹介しますね。
セスキに適した洗剤や柔軟剤との併用
セスキと一緒に使う洗剤や柔軟剤は、相性の良いものを選ぶことが大切。
セスキに合わせるなら、中性洗剤がおすすめです。
アルカリ性の洗剤を使うと、セスキのアルカリ性が強まりすぎて、洗濯物を傷めるリスクが高くなります。
逆に酸性の洗剤だと、セスキの効果が弱まってしまうので避けた方が無難ですね。
柔軟剤については、セスキとの相性を問わず使用できます。
ただ、柔軟剤を入れるタイミングには気をつけてください。
セスキを入れてから5分以上経ってから、柔軟剤を投入するのがベスト。
セスキと柔軟剤が直接触れ合うと、お互いの効果が打ち消されてしまうからです。
すすぎの際に柔軟剤を入れるのも手ですよ。
セスキに向いていない素材
セスキは強力な洗浄力を持つ一方で、デリケートな素材には不向きな場合があります。
以下のような素材は、セスキを使わない方が賢明です。
- 絹(シルク)
セスキのアルカリ性で生地が傷んでしまうため、避けましょう。 - ウール
セスキを使うと繊維が痛み、風合いが損なわれる恐れがあります。 - レーヨンなどの再生繊維
強いアルカリに弱いので、セスキの使用は控えめに。 - 光沢のある生地(アセテートやキュプラなど)
セスキで色落ちしたり、光沢がなくなったりするリスクが。
また、色柄物の衣類にもセスキは不向き。
色落ちや色移りを引き起こす可能性が高いので、避けるのが賢明ですね。
セスキは白物の洗濯で効果を発揮します。
セスキを使用する際の手順と注意点
セスキを洗濯に使う時は、正しい手順で行うことが大切。
ここではセスキの使い方の基本をご紹介します。
- 洗濯物を洗濯機に入れ、洗剤を投入します。
- 水量に応じたセスキを計量し、洗濯機に入れます。
(洗濯物の量が少ない時は、セスキを溶かしてから投入するのがおすすめ) - 通常通り洗濯を行います。
(standard モードまたはおまかせコースがベスト) - 柔軟剤を使う場合は、セスキを入れてから5分以上経ってから投入。
または、すすぎの時に柔軟剤を入れましょう。
ポイントは、セスキの分量と投入のタイミングを守ること。
使いすぎるとセスキ臭さが残ってしまうので、適量を心がけてくださいね。
セスキを使った洗濯のコツ
セスキを使えば、洗濯物が驚くほどキレイに仕上がります。
でも、使い方のコツを押さえることで、さらに効果的に洗濯ができるんです!
ここでは、セスキを使った洗濯のコツをお教えしましょう。
洗濯物の浸け置き時間
セスキを使う時は、洗濯物を浸け置きするのがおすすめ。
特に汚れのひどい衣類は、しっかり浸け置きすることで汚れが落ちやすくなります。
セスキを溶かしたぬるま湯に、30分~1時間程度つけ置きするのが理想的。
この時、水温は30℃前後が良いでしょう。
熱すぎるとセスキの効果が弱まってしまうからです。
浸け置き後は、軽く押し洗いをしてから洗濯機に入れましょう。
セスキパワーで汚れが浮き出ているので、簡単に落とせますよ。
ただし、デリケートな素材は浸け置き時間を短めにするのがポイント。
シルクなら5分、ウールなら10分程度が目安です。
長時間浸け置きすると生地を痛める危険があるので、様子を見ながら調整してください。
セスキを使うタイミング
セスキは洗濯のどのタイミングで使うのが効果的なのでしょうか。
実は、洗濯機に水を入れる前に、セスキを先に入れておくのがおすすめ。
洗濯物を入れる前から、セスキのパワーを発揮させることができるんです。
洗剤と一緒に入れてしまうと、セスキの効果が弱まってしまう可能性があります。
セスキを先に入れることで、洗濯物全体にセスキ液が行き渡りやすくなるんですね。
ただし、洗濯槽の中で固まりやすいので、よくかき混ぜることを忘れずに。
洗剤を入れる時にも、再度かき混ぜるようにしましょう。
セスキと重曹の併用でさらなる洗浄力アップ
セスキの洗浄力をさらに高めたい時は、重曹との併用がおすすめです。
重曹はセスキと同じくアルカリ性の洗浄剤。
二つを組み合わせることで、より強力な洗浄効果が期待できます。
使い方は簡単。
セスキと重曹を同量ずつ洗濯機に入れるだけ。
洗濯物が多い場合は、それぞれ大さじ1杯が適量です。
少ない場合は小さじ1杯ずつで十分でしょう。
重曹の優れた消臭効果と、セスキの洗浄力のコラボで、洗濯物が驚くほど清潔に仕上がりますよ。
ワイシャツの襟の黄ばみや、タオルのくすみなどが気になる時は、ぜひ試してみてくださいね。
セスキの洗濯以外の活用法
セスキは洗濯だけでなく、家事の様々なシーンで大活躍。
その優れた洗浄力を、キッチンやお風呂場の掃除にも役立てることができるんです。
セスキを上手に使って、家中をピカピカにしちゃいましょう!
キッチンでの使用法
キッチンの油汚れは、セスキを使えばスッキリ落とせます。
大さじ1杯のセスキを500mlのお湯に溶かし、汚れた部分に吹きかけるだけ。
数分置いてからスポンジで軽くこするだけで、頑固な油汚れもきれいに落ちるはずです。
セスキ水は、シンクや蛇口、コンロ周りの掃除にも使えます。
普段の掃除に取り入れることで、キッチンを清潔に保てますよ。
ただし、セスキはアルミには使えないので注意が必要。
アルミ製の鍋や調理器具には使わないようにしましょう。
お風呂場の掃除での使用法
お風呂場の床や壁についた石鹸カスは、セスキできれいに落とせます。
セスキ大さじ2杯を3~4リットルのお湯に溶かし、汚れた部分に直接かけましょう。
10分ほど放置した後、ブラシやスポンジでこすり洗い。
その後、水で洗い流せば、真っ白なお風呂場に!
排水口のヌメリ汚れにもセスキが効果的。
排水口の周りにセスキをまぶして15分ほど置いてから、ブラシでこすって洗い流します。
排水口のニオイ対策にもなるので、一石二鳥ですね。
ユニットバスの浴槽やタイルにセスキを使う場合は、材質を確認してから使用してください。
セスキに適さない素材のこともあるので、目立たない場所でパッチテストをするのが安心です。
セスキ以外でおすすめの洗濯洗浄ブースター
セスキの他にも、洗濯の仕上がりを格上げしてくれる洗浄ブースターがあるんです。
ここでは、セスキ以外のおすすめ洗浄ブースターを2つご紹介しましょう。
状況に合わせて使い分けると、より効果的に洗濯できますよ。
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤は、セスキと並んで人気の洗浄ブースター。
色柄物の洗濯にも使えるので、幅広いシーンで活躍します。
この漂白剤は、高温の水に溶けると酸素を発生させ、強力な漂白力を発揮。
洗剤だけでは落ちない黄ばみや汚れを、優しく取り除いてくれるんです。
使い方は簡単で、洗濯物の量に応じて適量を洗濯機に入れるだけ。
洗濯物1kgあたり10g程度が目安量です。
ただし、絹やウールなどのデリケートな素材には使用を避けましょう。
セスキと酸素系漂白剤は併用できないので、状況に合わせて使い分けるのがポイントですね。
クエン酸
洗濯にクエン酸を使うのもおすすめ。
クエン酸には、石けんカスを溶かす働きがあるんです。
洗濯槽の裏側に付着した石けんカスは、雑菌の温床になってイヤなニオイの原因に。
でも、クエン酸を使えば簡単に落とせます。
洗濯物を入れない状態で、クエン酸30gを洗濯機に入れて回すだけ!
洗濯槽がクエン酸の力ですっきりと洗浄されます。
これを月に1~2回行えば、洗濯槽を清潔に保てるでしょう。
また、クエン酸は柔軟剤の代わりにもなります。
すすぎの時にクエン酸大さじ1杯を入れるだけで、洗濯物が柔らかく仕上がるんですよ。
まとめ
今回は、洗濯にセスキを使う際の適量や使い方のコツ、注意点などをご紹介しました。
セスキの強力な洗浄力を上手に活用して、洗濯物をピカピカに仕上げましょう!
セスキの使用量は、洗濯物の量や汚れ具合に合わせて調整するのがポイント。
洗濯機の種類によっても適量が変わるので、様子を見ながら加減してくださいね。
セスキに適した洗剤を選び、デリケートな素材は避けることも大切です。
セスキは洗濯以外にも、キッチンやお風呂場の掃除にも活躍します。
でも、アルミなどの素材には使えないので注意が必要ですよ。
また、酸素系漂白剤やクエン酸など、セスキ以外の洗浄ブースターも状況に合わせて使い分けると効果的。
セスキのパワーと上手に付き合って、洗濯を楽しんでくださいね!